長期投資では信託報酬(手数料)が1%違うだけで投資の成果は大きく違います。

この記事では、信託報酬が1%違うだけでどれくらい投資の成果が違うか紹介します。

僅か1%信託報酬が違うくらいで投資の成果があまり変わらないと思っていませんか?

実は、特に長期投資においては僅か1%の違いで投資の成果が大きく異なるのです。
分かりやすいように、数値例を用いて説明します。
(あまりお時間がない方は太文字・表・箇条書きだけでもお読みください。おおまかな内容は理解できると思います)

信託報酬の差による成果の違い

設例1

投資額 100万円
投資期間 20年
収益率(信託報酬控除前) 年率 5%
信託報酬 年率 1.5%

設例1では信託報酬控除後の収益率は年率 3.5%(5%-1.5%)となります。

この収益率で最初に100万円分の投資信託を購入して、その後20年保有した場合の価格は
約199万円(100万円×103.5%^20)になります。

設例2

投資額 100万円
投資期間 20年
収益率(信託報酬控除前) 年率 5%
信託報酬 年率 0.5%

設例2は、設例1から信託報酬だけを変えています。
設例2では信託報酬控除後の収益率は年率 4.5%(5%-0.5%)となります。

この収益率で最初に100万円分の投資信託を購入して、その後20年保有した場合の価格は
約241万円(100万円×104.5%^20)になります。

投資信託とは何か?投資信託の3種類の手数料とともに解説します

長期投資では特に信託報酬が低いことが特に重要

  • 信託報酬は投資の成果に大きく影響
  • 投資信託の値上がりは不確実だが、信託報酬は確実に発生
  • 信託報酬を低く抑えることが極めて重要

上述の設例からも分かるとおり信託報酬が1%違うだけで約42万円(241万円-199万円)の差が出てるのです。
(上記の設例は、長期投資における信託報酬の重要性を簡潔に説明するためのものです。投資信託の収益率は年によって大きな違いがあるので、収益率が一定ということはありません。)
僅か1%の違いでも、それが20年という長期間になるとその影響は極めて大きくなるのです。

この42万円の差という計算結果を見れば、信託報酬を低く抑える重要性がわかると思います。

信託報酬を低く抑えることが長期的・安定的な資産形成にとり重要だからこそ、信託報酬が一定の水準以下の投資信託のみをつみたてNISAの対象としたのです。
更に付け加えると、つみたてNISAの対象のなかでも、信託報酬が比較的低い投資信託を選ぶことが大切です。

投資初心者にたまに、結果的に儲かれば信託報酬は高くて構わないという人がいます。
しかし、事前にどの投資信託が将来値上がりして儲かるかは誰にも分かりません。
それに対して、信託報酬は必ず発生します。
絶対に発生して、長期投資の結果に大きな影響を及ぼす信託報酬については必ず注意を払う必要があります。

また、信託報酬が高ければ素晴らしい運用をしてくれる訳でもありません。
実際には、信託報酬が高いほど運用の成果が低いことが統計的に証明されています。

投資の成果を高めるためには信託報酬を低く抑える必要があることは是非とも覚えておきましょう。

5 Comments

招き猫の右手

信託報酬と言う意味では投信よりETFのほうがちょっと有利ですよね。実質コストも。
証券会社にもよりますがETFは貸株にできるのでさらにコスト回収できますし。
ということで僕は最近はETFが多いです。

返信する
honda-seiichi

>招き猫の右手さん
投資信託よりもETFの方が信託報酬は低いですね。
ただ、分配金に課税されること、貸株料は雑所得になること、
投信はポイントを貰えること、貸株のリスクを考えると
ETFが必ずしも有利とも言い切れないような気はします。
まあ、どっちでも良くて完全に個人の好みの問題ですね。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です